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Notchリアルタイムジェネ 360°VR配信

  • 執筆者の写真: Shuhei Maeta
    Shuhei Maeta
  • 2021年7月30日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年9月19日

趣味でやっているプログレッシブハウスのMIX配信『Progressive Japan』にて360°ジェネの実験してみた話です。



Oculus Questで見るとこんな感じ↓



<目次>


使用ツール
  • Notch (Proライセンス)

  • OBS Studio (配信ソフト)

  • MidiコントローラAPC40 MKII(タイムライン制御、フェーダーとして使用)

  • Virtual Audio Cable (仮想オーディオデバイス、PC上の音をマイク入力として取り込みNotchでオーディオリアクトさせるために使用)




Notchによるワークフロー

1.NotchでVJ素材を作る

まずNotch内で普段と同じようにVJ素材を作っていきます。


2.HDRIの設定

プロッグハウスの動画にはよく哀愁漂う風景の画像が使われます。 こんな風に

プロッグファン界隈ではいい感じな風景画像を添えて「プログレッシブハウス」とツイートするみたいなネタがあったりします。


風景HDRIの画像を置き、環境マップにして反射を調整します。

参考 ・「HDRI HEAVEN」

無料でCC0ライセンスのHDRIでDLできるサイト


・aokcub.net

HDRIの空が配布されているサイトです。 Terragen 4で背景制作をされているaokcubさんという方のサイトです。 非常にプログレッシブハウスみがあります!!! ここ見ているとなんだかTerragen 4にも興味がわいてくるクオリティですね。 https://aokcub.net/cg/ https://aokcub.net/cg/incskies/ (aokcubさん https://twitter.com/aokcub_cg)

3.VRカメラを設定

VJのシーンができたら「VR 360° Camera」ノードをRootにつなぎます。

たったこれだけでVRの設定は完了になります。 「VRカメラのポジション」=「配信で見ている人のポジション」となります。 いわゆる3DoFです。




4.StandAloneのExe書き出し

「Project」タブの「Compile Standalone Application」でexeファイルを書き出します。 これでNotchの作業は終了になります。




OBS Studioで配信

1.画質&エンコードの設定

これはマシンスペックとネット環境に強く依存します。 360°の場合1080pでも正直まともに見れる画質にはなりません。推奨は4K以上!

自分は回線環境の問題で1080pでやりました。

「設定」→「出力」から設定していきます。 ビットレート等は人によって違うと思いますが参考までに 赤で囲った部分がいじったところです。




2.ストリームキーを設定

Youtubeで新しいライブイベントを作成します。 エンコーダ配信の設定画面内に表示されている「ストリームキー」をコピーします。 この時「360°動画」にチェックして入れておく!



コピーしたストリームキーをOBSの「設定」→「配信」→「ストリームキー」へ。




3.キャプチャ設定

OBSの「ソース」の左下にある「+」ボタンから「ウィンドウキャプチャ」を選択します。 あらかじめ起動しておいたスタンドアロンexeを選択します。 あとマイク入力はいらなかったのでミュートにしてます。



4.配信を開始!

OBSの「配信開始」ボタンを押します。これでYoutubeへのデータアップが始まります。 この段階ではまだ一般に公開されているわけではないのでご安心を。


Youtubeエンコーダ配信の設定画面内でプレビューが見れます。 また「ストリームの状態」というタブで通信状況に問題がないか確認できます。

問題なければ右上の「ライブ配信を開始」を押して完了です。




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Shuhei Maeta aka VISLIM


フリーランス

テクニカルアーティスト / XRディレクター/ モーショングラフィックスデザイナー

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